派遣の求人状況、7年連続で改善
時給も上昇し、ますます働きやすさアップ
人材採用のエン・ジャパンは、同社調べで下記アンケート結果を出した。
「最近の求人状況をどのように感じているか?」の質問には、36%が「以前より良くなっている」と回答。過去のデータと比較すると、「良くなっている」という回答は「2011年10%」「2012年17%」「2013年22%」「2014年23%」「2015年28%」「2016年33%」「2017年36%」と、7年連続右肩上がりとなっている。ここから派遣の仕事が改善傾向であることが分かる。
求人状況が「以前より良くなっている」と回答した人にその理由を尋ねると、第1位は「時給や給与が上がっている」(53%)、同率1位で「勤務曜日・時間・契約期間などの選択肢が増えている」(53%)との回答であった。同じ仕事でも時給が100円~300円ほど高くなっている、と実感している人が多く見られる。
「勤務曜日・時間・契約期間などの選択肢が増えている」という回答の詳細を訪ねると、「子育て中だと、平日週3日、9時~14時勤務をメインで探したいところ。あまりないかと思ったら意外と見つかった」「週3日や短期の求人案内が多く、選択肢が増えた印象がある」といった声が多かった。
求人状況が良くなっているとして挙げた理由の第3位は、「仕事の情報件数が増えている」(48%)点にあり、「派遣の仕事では登場しなかった企業や仕事内容の求人が急増している」といった声が寄せられた。今までにはなかった職種や時給で、しかも好待遇という場合も少なくなく、派遣で働きたいという人にとってはいい波が来ていると言える。